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岸辺の旅


きみが三年の間どうしていたか、話してくれないか―長い間失踪していた夫・優介がある夜ふいに帰ってくる。ただしその身は遠い水底で蟹に喰われたという。彼岸と此岸をたゆたいながら、瑞希は優介とともに死後の軌跡をさかのぼる旅に出る。永久に失われたものへの愛のつよさに心震える、魂の再生の物語。

なにものも分かつことのできない愛がある。時も、死さえも――

お客様のすすめで読ませていただきました。

死と生の存在がとても愛に満ちた世界に繋がりあっています。

好きな本の一冊になりました。

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