エンディングノートを考える?
数年前にファイナンシャルプランナーの方とお話したとき、清水さんはエンディングノートを作ったことありますか?と聞かれた。
なんですかそのエンディングノートって?
存在すらしらなかった。
それは、自分が終末期を迎えたときの自分の意思を具体的にノートに書くこと。
どんな介護が希望なのか、終末医療、遺書、財産など決めておくことがたくさんあるとのこと。
これがあったほうが自分らしく、自分の望んだかたちで周りが動いてくれる(かも)といった『私の取扱い説明書』のようなものかもしれない。
持病もない40代の私がもう書いていたらそれはそれで驚きである。
で、数年経つがいまだ書いていない。
でも、その頃から「死」について少しずつ考えはじめるようになってしまった。
「哲学を極めることは死ぬことを学ぶこと」モンテーニュ
なんて言っている人もいる。
身近なところから親は終末期をどう考えているんだ?
聞いてみたら「ぴんぴんころり」意味不明だ…
「延命治療はいらない」簡単にまとめ過ぎ…
延命処置の方法や症状の状態、程度にも色々あるじゃないか…
認知症になっていたら…
家族にしてみたら問題だらけの状態だ…
実際、死を迎える方法は自分自身で選べるのだろうか?
そこで本を読むことに。
死の迎え方で検索していたら、
ドクターの石飛幸三さんの書いた「平穏死」という選択(本)に出会った。
本を読むにつれ、やすらかに死を迎えることが難しい時代であることを知りました。
医療現場、法律、医療保険制度、介護保険制度などの関係。
そして、もっとも大切にしたいはずの本人の気持。
自宅で息を引取りたいと願う人が80%もいるのに、実際は80%が病院や施設で息を引取るそうです。
自分の望んだ「死」のかたちには簡単にはなれないのが現状のようです。
認知症だとさらに難しいようです。※85歳以上では約4人に1人が認知症
そんな本を読んでいたら家内が、看取り士の柴田久美子さんの活動に出会い、
家族に看取られることをサポートするそのスタイルに共感し勉強をはじめちゃいました。
大切にしたい本人の気持を現実化するのはとても困難な時代に、ひとり一人の気持をくんで看取りのお手伝いをしています。
そんな流れから、柴田さん(看取り士)のインタービューと自宅で夫を看取った監督のドキュメンタリー映像を映画にした「いきたひ」という映画と出会い、その映画を町田市(2016年8月13日)で上映することに!
いきたひ予告編↓
自分の視野を広げ選択支の幅が広がる機会になることを期待して
当日、会場に向かいますー
上映会場 まほろ座
〒194-0022 東京都町田市森野1-15-13パリオビルB1F
Tel:042-732-3021
上映スケジュールの詳細ページ↓
日時 2016年8月13日(土)1部と2部あり
facebookでの詳細ページ