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映画「あん」


あん

本当いい映画でした。

涙がぼろぼろ溢れて、溢れて

「私達はこの世を見る為に、聞くために、生まれてきた。この世は、ただそれだけを望んでいた。…だとすれば、何かになれなくても、私たちには生きる意味があるのよ。」

シェアさせていただきます。

樹木希林さんは、この映画のテーマを広くたくさんの人々へ伝えようと、積極的に様々な場所へお出かけになりました。通常、ベテラン女優(といいますか大女優)が、ここまでプロモーションに稼働いただくことはありません。 まさに前代未聞なのですが、希林さんは、スポンサーがほとんどついてない市民上映会には、謝礼金(出演料)すら受け取らず、九州のある映画祭には、ご自分のマイレージが溜まっているから(交通費も要らないわよ。)と、独りでお出かけになったりしていました。 そこまで純粋に、この映画のテーマをたくさんの方へ見ていただきたかったのだと思います。 あのかすかな風の音や光、徳江さんの息遣いも、映画館でこそ感じていただけると思います。 その意思を、この追悼上映で、さらに少しでも継承できればと思います。

<希林さんが赴いた場所> カンヌ国際映画祭(フランス) オデッサ国際映画祭(ウクライナ/紛争地域の映画祭でヨーロッパの俳優は断って行かなかった場所へドリアンさんとふたりでお出かけになりました。) マカオ(AFAアジアフィルムアワード) トロント国際映画祭(カナダ) ドーハ国際映画祭(カタール) ロサンゼルス(AFIスクリーニング) 札幌市(人権問題研究会上映/札幌の弁護士会のお招き) 蔵王町(宮城県/市民団体上映会) 仙台市(宮城県/市民団体上映会) 会津若松市(福島県/教育委員会の招きで市内中学校5校で上映と講演。) 高岡市(富山県/市民団体上映会) 所沢市(初日、第1回目の舞台挨拶を全生園に近い映画館で実施) 東村山市(植樹、上映会) 多摩市(多摩映画祭) 横浜市(ヨコハマ映画祭) 深谷市(深谷シネマ) 秩父市(ちちぶ映画祭) 立川市(シネマシティ) 調布市(市民映画祭) 三宅島(島民上映会) 岐阜市(岐阜新聞映画部 上映会) 名古屋市(公開時舞台挨拶) 豊橋市(とよはし映画祭) 大阪市(公開時舞台挨拶/大阪シネマフェスティバル) 奈良市(公開時舞台挨拶) 神戸市( 〃 ) 高松市(法務省人権上映会) 宮崎市(宮崎映画祭) この他にも、都内でいくつもの上映会へ赴き、楽しく、そして真摯にお話しをしていただきました。 都内 田端にあるシネマチュプキでは、客席20席の完全バリアフリーのシアターへ行き、目の不自由な方の手を握りながら、お話をされてたことは、このFBの過去記事にあります。この席数では事前告知をすると大混乱になるため慎重に進めていましたが、希林さんは飄々と現れ、行きも帰りもJR山手線に乗っていらっしゃいました。

我々製作、配給関係者にとって、「あん」樹木希林さんと大切な時間を過ごさせていただいたことは、かけがえのない財産だと感じています。 深い感謝とともに ご冥福をお祈り申し上げます。

<追悼上映 劇場 ☟> ほとんどの劇場で入場料¥1,000円 となります。 http://zounoie.com/theater/?id=an

https://eiga.com/news/20180921/12/

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